合言葉は「はげしくひく」 目上の人に避けるべきギフトとは?

2017年08月24日

あの定番の品も。覚えておきたい目上の人に避けるべきギフト

上司
昇進祝いに還暦祝い…日頃お世話になっている上司や親族など、目上の人にギフトを送る機会はなかなか多いものです。

でも、比較的何を送っても大丈夫な友人関係と違い、目上の人に送るギフトにはタブーとされるものが多数存在します。その中には、友人間のギフトでは定番の品の数々も。

心を込めたギフトを送ったつもりでも、相手には失礼と写ってしまいトラブルの原因となってしまっては、元も子もありません。

そんな最悪な事態を避けるべく、目上の人に避けるべきギフトを見ていきましょう。

今回は、プレゼントを選んでいるときにもすぐに思い出せるよう、タブーの品それぞれの頭文字をとり、はげしくひく」という合言葉にあわせて紹介していきたいと思います。

定番の品にまさかの落とし穴!ハンカチを送るのはさよならの意味

「はげしくひく」の最初の「は」は何とハンカチ

ハンカチ

ちょっとしたプレゼントやお礼にぴったりの品であることから、気軽なギフトとして利用したことがある方も多いのではないでしょうか。

ところがハンカチは日本語にすると手巾と書き、「てぎれ」と発音することから、別れを想像させ縁切りの意思を伝えることになってしまうのです。
特にあらゆるギフトの中でも白い平織りのハンカチはタブー中のタブーとされます。
この白いハンカチは亡くなった人の顔にかけるものであるため、非常に縁起の悪い品とされているからです。

目上の人にハンカチを送らないのはもちろんのこと、白い平織りのハンカチに関しては友人や家族にも送るべきではないと覚えておきましょう。

もらったら誰もが嬉しい現金、商品券も目上の人には失礼な品に

次の「げ」「し」は現金と商品券です。

相手の好みがわからないときに大活躍してくれるのが現金や商品券。
貰う側からしても、自分の一番ほしいものを買うことができるわけですから、貰って喜ばない人はいないですよね。

でもこの現金や商品券も目上の人には送るべきではありません。
現金には「これで好きなものを買いなさい」という上から目線なニュアンスがどうしても含まれています。

また、自分でプレゼントを選ぶ手間を省いたとも捉えられかねません。
このような理由で現金を上司に送るのはタブーとされていますが、商品券であればよいと考える方もいるようです。

ただ、商品券にもやはり自分で選べというニュアンスはありますし、心のこもったギフトとは言い難い部分がありますので避けたほうが無難でしょう。

毎日の生活にお役立ちの品にもタブーが。履物と筆記用具もアウト

「はげしくひく」の「く」と「ひ」は靴と筆記用具です。

それぞれにタブーの理由がありますので順に説明しますね。

まず靴ですが、足で履くものには「相手を踏みつける」という意味合いがあるために、一般的に目上の人に送ってはいけないとされています。

靴

これは外で履く靴に限らず、室内用のスリッパなども同様です。
どんなに上質なものを選んでも非礼になりかねませんので、避けるようにしましょう。

そして筆記用具には、より勤勉であれというメッセージが込められています。

筆記用具
上司に対して「もっと勤勉になってください」などと伝わってしまった日には…考えるだけでおそろしいですね。
贈り物の定番である万年筆もこの筆記用具に含まれるため、上司へのギフトとしては避けるべきでしょう。

プレゼントの定番、靴下もいろいろな意味が重なって失礼な一品に。

「はげしくひく」最後の「く」は靴下です。

先程の靴で紹介したように、履物はそもそも目上の人へのギフトには適していません。

更に、靴下や肌着など直接身につけるものを送るのは、生活苦を連想させてしまうためにあまり良いとされていません。
つまり、男性へのギフトとして定番の品の靴下も上司に送るギフトとしては、「踏みつけ」「生活苦」と二つの意味が重なり、大変な無礼になりかねないのです。

これは白いハンカチに次いで避けるべきギフトといえるでしょう。

間違えてはいけない年上の男性への贈り物

このように、男性の定番のギフトの中にも目上の人に送れば失礼な意味をもってしまうものはたくさんあります。

迷ったときにはぜひ合言葉「はげしくひくを思い返し、相手に喜ばれるようなギフトを選ぶようにいたしましょう。